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皆さんこんにちは!
千葉県松戸市を拠点に大小を問わないマンション・店舗・ビルといった現場で、
新築・改修・解体工事に伴う斫り工事を手掛けている
株式会社飯島工業、更新担当の富山です。
目次
テーマ:解体工事の工程と流れ ~施工の一連のプロセス~
第3回の解体工事雑学講座では、「解体工事がどのような工程で進むのか?」を徹底解説します。
解体工事は、単に建物を壊すだけの作業ではありません。
安全性や周辺環境への配慮、そして法令遵守など、多くの工程と注意点が詰まっています。
今回は、解体工事の準備から完了までの流れを順を追って、分かりやすくご紹介します。
最初のステップは「現地調査」です。
建物の構造、材質、築年数だけでなく、周囲の環境や道路状況、隣接する建物との距離などを入念に確認します。
この調査によって、
どの解体工法を採用するか
使用する重機の種類やサイズ
粉塵・騒音対策の方法
廃材の搬出ルート
など、工事計画が具体的に決まります。
さらに、アスベスト(石綿)調査も義務化されており、有害物質が見つかった場合には適切な除去手続きが必要です。
工事前には、近隣住民への説明・挨拶が欠かせません。
解体は騒音や振動が発生するため、事前に工期や対策を説明しておくことで、トラブルを防ぎます。
また、建設リサイクル法に基づく届出や、道路使用許可申請などの行政手続きも必要です。
こうした段取りが整って初めて、本格的な工事に入ることができます。
解体前に行う大事な工程が「仮設工事」。
工事現場の周囲に、
養生シート(粉塵が飛び散らないように)
防音パネル(騒音の軽減)
足場やバリケード(作業員と歩行者の安全確保)
を設置します。
この段階で、電気・ガス・水道の停止作業も完了させます。これを怠ると感電や漏水事故の原因になるため、非常に重要なポイントです。
いよいよ解体スタートです!
作業は、建物の構造や立地条件によって異なりますが、基本的な流れは次のとおりです。
内部の設備や建具の撤去
手作業による壁や天井の解体
重機による外壁や骨組みの解体
ここで大切なのは、**「上から下へ」**という原則。
屋根 → 外壁 → 柱 → 基礎の順に崩すことで、建物の倒壊リスクを最小限にします。
解体後に残るのは大量の廃材。
しかし、廃材はゴミではなく「資源」です。
鉄骨・鉄筋 → 製鉄所へ再利用
木材 → チップや燃料へ
コンクリート → 砕いて再生骨材へ
近年はリサイクル率が95%以上を目指す取り組みも進んでおり、環境負荷を減らす努力が欠かせません。
解体と廃材処理が終わったら、敷地をきれいに整地します。
次の建築や土地活用のために、地盤を平らにし、地中のゴミや埋設物を撤去しておくことが重要です。
最後に、工事完了報告書やマニフェスト(廃棄物管理書類)の提出を行い、すべての工程が完了します。
解体工事は、ただ壊すだけではありません。
安全・環境・次のステップを考えたうえで、一つひとつの工程を丁寧に進める必要があります。
「解体工事を検討している」「リフォームや建て替えをしたい」という方は、ぜひこの流れを知っておくと安心です!
次回もお楽しみに!
株式会社飯島工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
千葉県松戸市を拠点に大小を問わないマンション・店舗・ビルといった現場で、
新築・改修・解体工事に伴う斫り工事を手掛けております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!